August 2016 - BEPS 行動計画10 移転価格の結果と価値創出の整合性確保:その他リスクの高い取引~中国における対応、日本における対応、日中間取引における注意点~

BEPS 行動計画10:
移転価格の結果と価値創出の整合性確保:
その他リスクの高い取引

今回も移転価格にかかわるお話です。

BEPS(Base Erosion and Profit Shifting)とは、「税源浸食と利益移転」と表現されるもので、近年の企業の一層の多国籍化及び経済のボーダレス化の進展等により、これまでの2国間租税条約やいわゆる移転価格税制を基礎とした国際税務の枠組みでは対応しきれなくなった新たな国際的課税回避スキームへの対応をその目的としています。

行動計画10 においては、従前より移転価格税制の執行において、実務的な問題となっていたいくつかの分野、低付加価値グループ内役務提供、コモディティ取引、取引単位利益分割法の採用について、とりわけArm’s length price の伝統的適用を多少修正するような形で、新たなガイドラインが示されています。

文件

August 2016 BEPS 行動計画10:移転価格の結果と価値創出の整合性確保:その他リスクの高い取引 - その中国における対応、日本における対応、日中間取引における注意点 -.pdf